ふうこブログチャレンジ

エンタメに生かされる日々

大野君のパン屋さん

街中で話しかけられることがよくあります。

みんなそんなことないらしいというのを最近知りました。

この前、無印良品で200円に値下げされているお菓子の詰め合わせを手に取って「ラムネと飴とビスケットか、アリかも」と悩んでいました。

後ろに並ぶ女性に「いいですよね、これ」と話しかけられ、

わたし「いやあそうですよね、袋可愛いし。」

女性「買おうと思います」

わたし「あ、じゃあわたしも。あ、ラスト二個、二人占めですねえ」

ウフフ、という空気が流れレジへ進みました。

こちら、ふうこあるあるです。

駐輪場のおじいさん、バイト先で「イニエスタ」の異名を持つお客さん、大宮駅に初めて来たおばあさん。ここ数か月の話しかけられ案件です。忘れたけどたぶんもっとある。

凄いときは、ガラケーの孫の写真を見せられます。(人生で二度ある)

いちばん凄かったのは、スーパー銭湯で隣のロッカーを使うおばあさんに「あなた私の娘に似てるわ」と言われ、あらそうなんですか?と話を聞いていたら、娘さんが昨日離婚したこと、孫可愛い(写真つき)、暴力振るう男はダメだということ、その方の全親族の誕生日、幼少期の嵐の大野君がお手伝いしてるパン屋さんに行ったことがある、という話をされたことがあります。あれはパンチある思い出ですね。

なぜこんなに話しかけられるのでしょうか。

その理由のひとつに、わたしの無害そうな顔があるのだと思います。

これは友だちにいろんな形で言われたことがあります。「絶対いい人の顔だよね」「顔が無害」「似顔絵かきやすそうな顔」などなどです。言われても嫌な気持ちには全くなりません。

自分でも、鏡を見るたびに、たしかにと思うのです。なんだかつるっとしてるし、点と線で描ける顔だと思います。

昔は太ってる、目が小さい、鼻大きい、眉毛薄いとか、コンプレックスが沢山だったのです。今もあることには変わらないけど。小中学生のころ、明日起きたらぽこっとしたお腹もスッキリして*1、二重ぱっちりキラキラ可愛くなってますようにと星にお願いして寝てたりしました。ほんとです。

でも、中学の頃、顔を地面に強打するケガをして顔がぷくぷくに腫れたことがあったのです。ホームベースの角を上にしたみたいなかたちに腫れていました。その時、自分の顔を鏡で見て大ショックを受けたのです。慣れた顔が変わることがすごく怖くて、その時わたしは直感的に「うお、わたし整形ムリだ」と思ったのです。自分のいつもの顔をはじめて有難がれた経験です。

だからわたしには、メイクその他でなんとか持ってく戦法が合ってるのだと思います。

あと、顔を気にするのはとってもしんどいから、頑張って気をつかっています。ブスって言わない(自分のこと、他の人のことはもちろん)、可愛いって言ってもらえたら一生懸命信じるとか、メイクがうまくできたら鏡を見たときに「カワイイじゃん‼」と言い聞かせたり。たいせつなのは絶対評価なんだろうなあと思います。

なんとか最近は、調子いいときは気にしなくて済むようになりました。

まあでも、インスタとか綺麗な友だちとかを見ると、すーぐうわあ私なんて。というくさくさスイッチが入ってしまいます。なんとかそのスイッチが入らないようにしたいけど、もちろん無理な時もありまくります。だって全然わたし、まだ子どもだしさあ~!そんな達観、むりだよ~!みんな羨んじゃうし、なさそうに繕ってるけど妬み嫉みまみれだよ~!結局顔かよ!とか思っちゃうし。

少し前に比べたらずいぶんできるようになったと思うけど、なるべくセルフで自分を傷つけないように生きたいものです。ふつうにしてても、傷つくことたくさんあるし、世の中なんかめっちゃシビア。

でも、この無害顔を相棒に、いろんな人に話しかけられながら、今日もなんとか乗り切ろうと思います。ただ、いつも私が良い奴だと思ったら大間違いだからな!狡い事、酷い事、下世話な事考えてたりするんだからな!とは思います。デデン。

好きなように言い訳して明日の自分におまかせして寝ちゃおう。これはワルなささやきです。台風くるし、低気圧がしんどい予感です。おやすみなさい。

愛をこめて

ふうこ

p.s.

ふと、大野君のパン屋さんはほんとにあるのかなあと思って調べたら、大野君は「パン屋になりたい」発言を何度かしているみたいです。

おばあさんの話、もしかするとほんとかもね。

*1:人生においてお腹がぽこっとしていない時期がない。筋トレも好きになれないのです。こないだ初めて筋トレ嫌いそうと言われました、事実なんだけどそれは失礼、ニートっぽいみたいなこと言うな。