生活は続く 2
星野源の話をしよう 2
よし、三日坊主は免れました。
よかったよかった。
やり方わかんなくてブログにコメントくれた心の友たちにお返事できてないのですが、とってもありがとう~!!がんばります♡
有難いことに、たくさんの人が「読んだよ」とか言ってくれて、とんでもなくめちゃくちゃ、毎回新鮮に喜んでいます。忙しい中読んでくれるだけでもうれしいのに、感想や褒めをくれたあなたに、心の底からのありがとうと「もうゼッタイ明日いいことあるから~!」というおまじないを送ってます。
それでですね、今日こそ「生活感」が好き、という話をしたいのです。
前回は、散々「生活」の話をしておきながら、星野源のエッセイの話に全力寄り道レッツゴーでした。
entameniikasareru.hatenablog.com
もう星野源のこととなると、あれも話したい、これも話したい、となってしまいます*1。
衝動を抑えつつ、「生活感」の話をします。
昨日のブログで、「星野源は生活のめんどくささを分かってる人だ。」と書きました。それはもちろん、文字通りの意味もあるんです。水道料金振り込むのめんどくさいとか、そういうことですね。
ただ、あくまで私個人の意見ですが、星野源は次のことを「分かってる」んだと思います。
- “わたしたち一人一人にとって”生活があって、めんどくさいこと
- フィクションの世界で描かれるような劇的展開は、思ったより生活の中では起こらないこと
- 生活をいつくしむことの大事さ
どういうことかというと、頑張って書きます。
まず、「一人一人にとって」がどういうことかというと。
星野源のオールナイトニッポン*2、というラジオ番組があります。
そこで彼は、「ラジオの前のあなた」という言い回しを多用します。注目して頂きたいのは、「みなさん」ではなくて「あなた」だということです。彼は、何千、何万人に向けてではなく、個々人に向けて喋ってくれているのです。しかも意図的に。
さらに、星野源は2019年2月に五大ドームツアーを成したのですが、それについてファンガチ勢の銀シャリ橋本さんはこんな風におっしゃってます。
「5万人ですからね」と観客数について切り出すと、「もちろんバンドメンバーいますけど、“源さんと5万人”じゃないですよ」と話し、「“源さんと僕”」「“源さんとファンの方”。1人1人かける5万」と発言。
これに鰻は「何を言ってんのそれ。“源さんと5万人”よ、それ。何言うてんの?」「言うてることムチャクチャやで」とツッコミを入れ、笑いを誘ったが、橋本は「しっかりと伝わってる感じがした」と星野の思いが1人1人に伝わっていると感じたと説明していた。(記事*3より)
めっちゃわかる。
つまり、広い会場で聴いていても、「これ、私のことを歌ってくれている」と思えるほどの、私事感、他人じゃない感、親近感が星野源の歌詞にはあるのです。すなわち、生活感。
たとえば、デビューシングル-またの名をど名曲-『くだらないの中に』では。
星野源 – くだらないの中に (Official Video)
僕は時代のものじゃなくて
あなたのものになりたいんだ
この人、デビュー曲で自分のものづくりスタンス、宣言してくれてる…。
すみません、これは厄介なファンの心の声です。考えすぎかもしれないんですけれど。
しかもこの「あなたに」スタンス、他の曲でも感じられるのですが、それはまたどこかで。抑えます。
あとふたつの「わかってる」ポイントは、どういうことを言いたいかといいますと。
わたしは、日々の些細な出来事がつもってゆき生活になり、生活が重なって結局その人の人生につながるものだと思います。だからこそ、わたしたちのめんどくさい生活も、めんどいけど粗末にはできない。
すなわち、人生だから…。
あ、恥ずかしい恥ずかしい。
でも、何かに懸命になっているときや、忙しいとき、心に余裕がないとき生活ってどんどんおろそかにしてしまいます。つらいことがあったときとかも。
そういうマイナスにいる時に星野源の曲を聴くと、わたしは「そっか、人生は生活の積み重ねか。」と思い出せるのです。
それと同時に、彼の曲には「理不尽な世の中?オーケーいっしょにひっくり返そうぜ!」みたいな劇的な激しさではなく、「とりあえず息して、空しいけど笑いながら中指立てとこ?」みたいな、やわらかさがあるのです。
元気な時だったら面白がれていたテレビ番組が、疲れてる時に見ると面白がれないこと、ありませんか?
星野源の曲には、10を100にパワーアップする劇的な曲じゃなくて、-100にいる人でも-99になれる優しい曲が多いのだと思うのです。
で、これが日々小さいことを気にして、クヨクヨしているわたしにとってはぴったりなことが多くて、星野源の音楽が大好きなのです。
うーん、これで伝わるかな!
まとめようとすると、わたしはいつも小さなことで挫けてしまったりするのですが、そういう時に星野源の日常に寄り添う曲を聴くと、とても落ち着くし、小さなことから大事にしていこうという気持ちになれるのです。
そして、それは星野源がわたしたち一人一人を意識してものづくりをしてくれているからで、当たり前のことではないし、そういうところが好きだなと思うのですよね。
まとまった…?まとまったかな!う~ん難しい。好きなところを言葉にするのめちゃくちゃ難しいです。
ちょっと納得はいってないけど、そろそろバイトへ向かわねばならないので今日はこのあたりで手を止めます。
しみじみ、星野源が好き!
今日もおつかれさまでした、この時期のラスボス・気温差に気を付けて!
ちょいちょい「あなた」を挟むのは、星野源へのオマージュです。あら恥ずかしい。
愛をこめまくって
ふうこ