ふうこブログチャレンジ

エンタメに生かされる日々

中目黒

わたしにとって、東京で一番あこがれの場所は、中目黒です。

中学生の頃に大好きだったドラマ「最高の離婚*1のロケ地であり、わたしが一番好きな脚本家坂元裕二が拠点とする街だからです。ナルト*2の主題歌*3にも出てきたし…

坂元さんへのわたしの愛もずっしりしていて、わたしが喋りまくってしまうのでいずれ書きます。昨日たくさん書いてちょこっとつかれました。

じつは一回だけ行けたことがあって、その時の感動はよく覚えています。

目黒川沿いを歩いていると見つかる光生が渡る橋。結夏が働いていたクリーニング屋さん。ふたりが住んでいたアパート、小さな鳥居。灯里さんと諒さんが歩いていた通り。

当時、実家のテレビにかじりついて見ていた世界がよみがえるようでした。うれしかったなあ。

中目黒って、不思議なところだなあと思います。

駅で降りると空気がしん、として、酷暑のなかでもどこか品があって、すこし大人になった気分で歩ける場所でした。

街の中に川があるので、流れる穏やかさがあって、しかもとてもお洒落。

「おだやかなお洒落」がわたしにとってとてつもない憧れなのだと思います。そっち側の世界に行きたい…

あと、わたしは地方出身で昔から「東京」にものすごく執着していました。小、中学生くらいの、自我が芽生え始めた時期からわたしの好きなものは全部東京にあると思ってたし、いつか東京で暮らしたいなあと言ってました。

ほんとに叶ってよかったね、過去のわたし。

その頃から憧れのアーバンの象徴が「中目黒」なこともあいまって、「中目黒エモい…」と思ってしまうのだと思います。

でも、こんなに憧れの気持ちがあるのに、一度行った以来行けていないのです。たぶん、自分の中で中目黒は大切アンド憧れの場所すぎて、若干神聖がかったものにまでなっちゃってる気がします。なんだか遠ざけてしまうくらいです。

ささやかな抵抗として、中目黒に素敵なお店(とてもおいしいピザ屋さんがあるそうです)があると聞いたら、Google Mapにそっとピンを刺すようにしています。

いつか、目黒川沿いの桜を見るのが夢です。綺麗って言いますよね。

最高の離婚」の中では、桜が好きじゃないって光生と灯里が話すシーンがありました。あれは幼心に衝撃でした。そんな人いなくない?と。でも、今思い返すとどんなひとも掬い上げてくれる坂元さんらしい表現だなと感じます。懐かしいなあ。

次の春は難しそうだからその次になってしまうけど、その春には必ず、憧れの街の夜を散歩しようとたくらんでいます。

夜、すずしくなってきて空気が気持ちいい時期ですね。ここぞとばかりに深呼吸しましょう。

今日も わたしたちが、いい夢見れますように~!

ふうこ

*1:すっごく好きだったんですよね。大人の話だけど、コメディシーンを喜んで観てました。瑛太演じる光生は居るだけで面白いんです。このドラマでの真木よう子に憧れて、ニットのワンピース欲しがってました。今見返したら中学生の時「え?」って分からなかった細かい所(沢山ある)も、わかるかもなと思います。

www.fujitv.co.jp

*2:わたしが知っているナルトは、「飛段・角都の章」です。ここだけ、しっかりアニメを毎週見てました。シカマル…。カカシ先生が好きでした。

*3:HALCALIの曲『Long Kiss Goodbye.』のこと。「もう顔も見たくない 目黒川沿い ありえない展開 踊るケータイ」というラップの歌詞があります。どこまでも「目黒」がわたしにとっての “アーバン” だったのです。https://music.apple.com/jp/album/long-kiss-good-bye/576293030?i=576293031